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衝動を駆り立てる、シズル感のある広告

ホリエモンとの相手として頻繁にメディアに露出されている、フジテレビの日枝 久氏。彼は、社団法人日本民間放送連盟の会長でもあるので、他のメディアの会長と比べたら露出頻度は高かったのですが、最近の露出量はどうなのでしょう?





露出量と同じではないのですが、試しに以前の「ホリエモンの価値」で紹介した芸能証券で日枝氏の株価(googleヒット件数推移)を検索してみました。
まさかあるわけないよなぁ、なんて思ってたのですが。

しっかりありましたよ!!!
日枝 久
衝動を駆り立てる、シズル感のある広告_c0019396_1259398.gif取引値 24,000 
前日比 -800
    (-3.23%)
前日終値 24,800
始値 23,200
高値 24,000
安値 23,200
《3月31日11時現在》
3ヶ月推移をみると、3月10日前後に登録された模様。登録後急上昇したあとには、3月20日頃に急降下してます。

日枝氏、御乱調ぎみです。

日枝氏はさておき、彼が会長を務めている社団法人日本民間放送連盟には放送基準を設定し、中で広告の責任・取扱・表現に関する注意を示しています。
一部引用すると、
14章 広告の取り扱い
(106) 食品の広告は、健康を損なうおそれのあるものや、その内容に虚偽や誇張のあるものは取り扱わない。
15章 広告の表現
(122) 視聴者に錯誤を起こさせるような表現をしてはならない。
などなど。基準に満たさない広告の場合を放映してしまった場合には放映禁止となり、謝り侍がでてきて、「スマナンダー」と平謝りの行脚にでるわけです。

これは日本に限ったことではなく、海外でも起きることです。

30日付のロイターによると、イギリスでは、ケンタッキーフライドチキンのテレビCMが国の広告監視機関に放映禁止を言い渡されました。理由は、「チキンバーガーが実際のサイズよりも大きいとの誤解を招くものだ」ということで。

衝動を駆り立てる、シズル感のある広告_c0019396_1244111.jpgどうやら放映以来、広告基準協議会に苦情が寄せられていたらしく、協議会の人(たぶんおじさん)がロンドンのKFCでミニ・チキンフィレバーガーを3個購入。CMに対して寄せられていた5つの不満に対して検証を行ったのです。その報告によると、「広告で映っているバンズは、明らかに私たちが購入したバーガーよりも分厚いものだ。肉も多く、レタスも違うタイプのものだった」とか。
日本語版を読んだだけだけれども、この言葉からは、調査したひとも、大きさや量を秤やメジャーで測りながら、悔しかったんだろうなぁって勝手に想像(いや、まてよ。母集団からのランダムサンプリング数は3個で/しかもロンドンだけで妥当なのか?って突っ込みはナシね。)

結局、そのCM放送は禁止となって一件落着となりましたが、「よっぽど美味しそうに見えたCMだったんだろうな」と思うと、こういっては怒られてしまうかもしれないが、ある意味成功したようでうらやましい。見ているだけで、「お、い、し、そう~」とか「すぐにほしぃ~」と思わせるだけでなく、店頭へと向かわせる広告を作るのはなかなか難しいのですよ。
とはいいつつも、放映禁止になるぐらいの誇大広告になってしまったのは、消費者からの信頼感を減少させてしまった可能性もあるのだから、その点では失敗。ああ、ホントに難しいわ。


実物より大きく見える? ケンタッキーフライドチキン広告に放映禁止令 | Excite エキサイト
by agua_de_marco | 2005-03-31 12:44 | 宛先はニュースなネタ

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