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[女性は男性よりお金に敏感?野村証券意識調査]
などと載っておりましたが。
ここは記事だけじゃなくって、元の資料を見たほうがいいかもな、と思い立ち、いってみましたよ「
経済とお金についての意識と行動に関する調査」。
「他人と比較して、お金についての関心があるほうか」という質問項目で、「大いにあるほうだと思う」+「比較的あるほうだと思う」と回答したのは、性×年齢別でみると
男性30代(72.5%)がトップなんですね。
男性にとって、「お金」って聞かれたら、「自分が稼ぐ」という意味でのお金ってとりうるんじゃないか?なんて思ったのですが。
以前に30代独身の男性と話したときに、「自分の今の給料じゃどう考えても、(未来の)奥さんを養えない。だから年収をあげることを考えるからついついお金を意識しちゃうんだよね」と聞いた言葉をあたしは、この記事をみて思い出したのです。
ちょうど30代というのは学校を卒業して10年は経ち、稼ぐ人とそうでない人の差が歴然としてくる頃。しかも、今の30-34歳男性の未婚率は
42.9%(総務省統計局「国勢調査」)。
約2人に1人の30-34歳男性は独身ってことですよ!!彼らの中には漠然と、するかしないかわからないけれども、結婚の準備を考えて「
自分が稼ぐ」お金を意識するひともいるんじゃないですかね。(もちろん、そんなことはまったく関係ナシに、好きなものは全部欲しい!っていう消費オタクマインドから発生してお金に意識を向けるひともいるとは思いますが)。
じゃあ、女性の方がなぜ低いか、といったらひとつは「
見栄」かな?と。
「あたし、お金のことは気にしないの」と、勝ちモードをなびかせ、どこ吹く風ーというフリをする率は低くないと思っております。お金に関して人とあれこれ話すのは卑しい、とか言われちゃうこともあるし(親に言われましたよ、私。)。はたまた、「貯蓄カリスマ主婦」が雑誌やネットでコツを披露している機会が多いから「あたしここまですごくないわー」って思ったり。まあ、これは体験的な推測なんですけれどね。
それともうひとつは、「金融商品」にお金を使用するというよりも「『物』に使っちゃえ」精神のほうが高いんじゃないかと。
「日頃から関心を持つもの」という質問項目で、預金金利からポートフォリオまで上げられていますが、女性30代の30.4%は「どれも関心がない」といってしまってますよ。48.7%は「お金に関心がある」といってるのにね。
「お金はぁ~関心があるけれどぉ~、それはぁ~欲しいものがあるからぁ~、それのためにぃ~、関心があるだけでぇ~、お金をためたりぃ、することにはぁあまりぃ関心がないぃ」って回答が返ってきそうだ。
ふふふ、今自分で書いていてすごいここにビジネスチャンスがあるように思えてきた。金融関係者にアイデアがいけるかどうか聞いてみたいものです。