インドで話題の万能薬「牛の尿」 | Excite エキサイト
古来人間は美容の為に生きてきたといっても過言ではないと思われます。
古代エジプト人は今生み出されている化粧品のほとんどを何らかの形で使っていたということが遺物からわかってます。
日本でも平安時代には、香を衣服・頭髪・部屋などにたきこめる「空薫物」(そらたきもの)の風習が生まれ、やがて、衣服に独特の香りをたきこめることで、自分の存在を示すようになったとか(
お香の歴史)。
現在の日本では、化粧品は薬事法で「
身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために身体に塗布、散布その他これに類する方法で使用することが目的とされているもので、人体に対する作用が緩和なものを言う」(第二条第三項)とされています。
それに該当する、日本古来の化粧品といえば、「
鶯の糞」。
ようするに、うぐいすのうんにょすを顔に塗ってきれいになろうという商品です。
うわさでは「いいよ!」とは聞くのですが、実体験者は身の回りにおりません。
そんなときは雑誌というのはいいですね。ネタとして体験している人が見つかりますから。
売れ売れの美容雑誌
VoCEで鶯の糞の体験記が掲載されています。ちょいとみてみましょう。
臭いも臭い。『まんま』なのだ。一日を、う○こと共に始まり、う○こと共に終える。う~ん……決して気持ちの良いものではない。しかし、慣れとは恐ろしい。2週間もすると何も感じなくなる。むしろ、香ばしい・・・(私だけ??)
<略>
ところが、もうそろそろ、フィニッシュ!という頃だったか、キメが細かくなっているではないか!! よくよく見てみれば、頬の辺りでパカッと開いていた毛穴が小さくなっている。あっぱれ! うぐいすの糞!! 苦労は報われたのであった。
ふむむ。効果はあっても、「
う○こ」という事実には変わりはない模様。
さて、海外に目を向けてみると、印度でもびっくりなモノがあります。
現在、癌にヒステリーから痔まで何でも治療できてしまう薬やローションで人気があるものが
牛のおしっこおよび糞製。
種類としては歯磨き粉、洗剤、美白肌クリーム、育毛剤、肥満治療薬、石鹸、また牛の尿でできた"殺菌アフターシェーブローション"などなど。今注目されているのは
便秘薬なんだって。
インドには牛の生産物利用の何百年にもわたる歴史があり、5つの重要物産、すなわちバター、ミルク、カード、尿そして糞は、人々のあいだでパンチガヴヤとして知られ、インド伝統のアーユルヴェーダ医療の重要な一要素なのだとか。
鶯は、「
野生の毛虫に習って蛋白質には主にフナ(淡水魚) の魚粉、脂肪分は米ヌカ、青葉は青菜や果物・キュウリ等を粉にして練り、虫の味にして与えられ」ており、、匂いはちときついかもしれないが、肌にはよさそう。という感はあります。
が。牛は、どうなのだ。歯磨き粉っていうのは匂いは気にならないのか?
自分の想像力のたくましさに思わず泣いております。